川向こうに行かないで戻ってきたの
いくつかの要素があるのだろうけど
一つは好奇心だ
これは何
水の色は何故
夢中だったよ、この世界に
あっちでもね
それで我を取り戻した
一番、最後に残る裸の好奇心
僕そのものでもあるかのような探求心
それが僕を生かしたんだけど
でもね、一度
一度と言わず何度も
僕は思考の内で死んでた
それも大きいんだと思う
ずっと死ぬことに憧れてた
死が甘美に僕を誘ってた
二十歳で死のうと思った
大人になんかなりたくなかった、汚い
15でいいかな
だけど15なんかまだまだ子供だって
そうなのかと想った
それだから二十歳まで待つことにした
それで色々と意見を聞き
人の考えも参考にし30歳が糞と思い
29歳で死ぬことと決めてた
僕が川を渡ったのはその少し手前だな
僕はある意味で一度、人生を生きたの
今はおまけの人生だ【ケーン
ボーナスステージみたいなもんだよな
渡ってだがだから余計に執着心がない
そう想ってるから簡単に投げ出せる命
僕が求めてるのは「ただ言い訳だ」
僕は頑張って努力して生きたって格好
命を大事にして努力したけど死んだ
その恰好を獲りたがってる
それだけなような気もする
震災にあった人ならわかってもらえる
「長い夢を見ているようだ」
起きたことがあまりに違っているから
現実感がないんだ。実感がない。
まだ僕は臨死体験したあの別途に居て
人工呼吸器とかついてて長い夢を見て
生きてるだけなんじゃないかと偶には
思う。それぐらい現実感がない。
「こんなのウソみたいだ」
話が突飛すぎて俺つえーにすぎる話で
出来の悪いラノベの主人公無双みたい
そして永遠に報われないエンディング
何それって感じ
まあ、いいよ
頑張定期るよ、頑張って生きるよ
再定義したんだ
自分の性格さ
成りたい自分に成ってたんだもう既に
その15の頃に
誰でも同じだろ?
成りたい自分になろうとした
僕は子供のころから変わり者で
僕は為りたい自分になって生きていた
しんどかったよ
だけど二十歳までだもう少しだ
でも長いお五年に嫌になって
何度ももう終わりにしたいと思った
最後も考えてたんだ
睡眠薬自殺で雪山、眠るように死ぬ
ところがだよ
目が覚めるんだってさ
最後の最後に
どんなに眠くても
死の恐怖で意識が冴えるんだってね
そして死の恐怖に引きずり込まれる
ように恐怖におののき死ぬんだって
僕もわかるその感じわかる気がする
車に轢かれそうになってヒヤッとし
緊張感で満たされて過敏になる感じ
死の恐怖を身近にして身が冴える
ベットに立ち上がった時あの絶叫は
当にそんな感じだったよ
アドレナリン色々なんか出まくりで
命の発露?そんな感じしたの
生命の絶叫
断末魔の叫び
そういうの色々あって29歳までの
延長が承認されてた
その人生のエンディングを迎えたの
実際その年齢ぐらいだった
恋人が出来て人を愛することを知り
仕事に燃え順調に人生を生きてた
29歳は先へと延長されてたけども
僕はやっぱりその頃、死んだんだよ
けどそうやって生きてた僕の人生は
仏教でいうところの「始めの解脱を
既にしちゃっていたんだそうと思う
僕は自分の性格をデザインしていた
明るくて前向きで頑張り屋さんな僕
面白くて勇敢で優しく強く積極果敢
それは一種の自己解脱で解放だった
そして死の言い訳を完成させるため
僕は懸命に生きてた
そのもの精神の修行みたいな人生だ
そして川を渡って全部、裸になって
帰ってきてから、だから再構築した
どこか現実感がないんだ夢みたいだ
それまでも無かったけど今は更に
これは本当に現実の事なのかと思う
僕は全部を知ってる僕の事
預言、神様、全知全能、未発見科学
人類の滅亡
何の話だ。どこの出来の悪い空想話
まったく四方山話、子供の妄想かよ
事実は小説より奇
これが現実であるという事実だけが
納得させることが出来るトンデモ話
けど僕は知ってる、事実だって事を
この嘘くさい?嘘にしか聞こえない
この筋書きが事実本当だってその事
信じられないって当然だと思うんだ
だから無理もないと思うんだ、状況
だから仕方ないなって、無理もない
それで辛さは半減だ
もちろんとっても辛い
でも、なんか現実感がないんだ
この状況だよ
僕は既になってた。達してたんだよ
他にも居たかもしれないそういう人
だけどその僕だから生きてる
そういう人だったから今でも生きて
まだ生き残ってる
だからそんな強い?人で無かったら
こんなことになったら死んじゃう
だから段階があるんだよ
一つ一つ
そこを通ってこないと不幸なことに
なっちゃう
僕は既にとっても不幸だけど
僕はその段階に達してたんだ
だから戻ってこれて試行し生きてる
だから生命に執着を解いてたのなら
君も帰ってこれるかもしれない
死にたがったらダメだよ解脱執着で
即身仏は執着だ
だけど最低条件はそうだろうね執着
欲の全てを開放することだ
自分を解放することだ己の欲望から
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