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執筆者の写真えむ

同じ白の夢。実家の前の建物の2階で主に床の間、二十人以上ぐらいが物理的に無理なんだけど並んで皆で遊んでる。壁に背中を付けてよーいドンして一斉に親指だけでちょこちょこと走る?競争をしてる。その人数で一斉

同じ白の夢。


実家の前の建物の2階で主に床の間、

二十人以上ぐらいが物理的に無理なんだけど並んで皆で遊んでる。


壁に背中を付けてよーいドンして一斉に親指だけで

ちょこちょこと走る?競争をしてる。


その人数で一斉に走ると床が抜けるかもしれないからだ。

僕がそう考えて速足くらいにしようかと提案


それは説明したのかな?

だけど会話はしてないんだけど思うことが筒抜け合ってる?


それだけ人数が居るから会話の意味伝達も何となくなんだ。


だけどそれで一斉に意識が揃って全員で瞬時に加減して

速足どころか足の親指を交互に手繰り寄せるような親指歩きをして

競走した。


色々考えてるので出遅れて焦り

フン、と気合を入れると精神力で加速する。


一気に二番目に?なった。

何故か右側に曲がってる人が多い?


右手4人目?ぐらいに死んだ父が居て

一瞬車イスだったのかな?そんな現実は一度もなかった。


空間のネット世界のような場にメモを取ってる。

父はそこに鉛筆書きで意外と楽しいってささッと書いた。


おお、ここまではオレが一番、とかTwitterのつぶやきのよう。

畳の縁、黒い帯のところまでは3,4番目ぐらいだったのかな?


ぴ矢野の前あたりの線まで2番になったか?

その後は部屋の隅まで雪崩込む。一番?


父が鉛筆で床上の空間に「屋敷に出入りの大せんせい?」

って書いた。


確かに父の字と咄嗟に思うんだけどメッチャきれいな字で

伸びやかに書いてる。別の字だけど父の字だ。


息もつかせぬひと時に行われた競争で二回も書いてなかったら

父が一番だったかもしれない。


他の人も初めは四人ぐらい?次も二人ぐらい?

ゴールした後でパラパラと3,4人かが書いてたけど?

僕は思うだけ一度も書かなかった。


それにしても屋敷に出入りする大先生と息子を咄嗟に表現する父の

表現センスに驚いて目が覚めた。


夢の認識が無かったかもしれない。競技に夢中になってた。

当に意外に楽しかったんだ。


息子を屋敷に出入りしてる人って(笑)


その二十数人?知ってそうな人も居たんだけど?

顔は誰か知らない人ばかりで、


4人?は少なくとも親戚、従兄のいっせんだも居たのかな?

途中で出てきてたような気がする。


死んだ人ばかりだからアイツ死んだのかな?

そんなことないと思うけど。


でもその人たち親戚なんだ。


顔は知らない人が多いんだけど白髪の背の高い人は

おばあさんじゃないのかな?笑顔の横顔が端正な人だった。


その世界は何でも美化されてる。

背も実際には低かったのだと思うけど縮尺が若干違ってる


アッチの世界の影響?

父も最後は椅子に座ってたのかな?四十代ぐらいのなりだった。


普通は健康体のムキムキで阿吽や仁王像のリアルバージョンで

若いころのなりで現実より遥か大男に出てきたりする。

そん時は僕の従者?だ。


亡くなって二三年目かな?

寝起き誰かが足元の方向に居るんだ。


てか、その誰かがいる気配がして目が覚めた。

だからギョッとして起きたんだ。


目が完全には開かない内に見たのはその父の幻で

阿吽みたいなムキムキの身体にはごろもみたいな薄地の白い生地の


服を着て小さくしゃがんで床に右拳を腕を真っすぐ伸ばしてつけて?

控えてた?御用はありますかって?


その前に出てきたときにはシカメッ面で凄く怒ってたから?

あまりの変わりようにビックリした。


仕事のことで怒ってたみたいだけど?

誰かに何か言われたみたい。誰かに諭されたのかな?


そいで自分の本来の魂の姿も取り戻して?出てきた?


ついでに幽霊の話もするかな?

これは定番で、何人にも話してる話しなんだけど。


幽霊見たことある?って聞かれると、


見たことは無いんだけど乗られたことはあるって

二十台頃の時よく答えてたんだ。


高校受験勉強で百人ぐらいの進学の受験塾に季節集中で

通ってた時の話だったと思う。


夏休みだったのかも進学、夏季集中講座か?その時の話、

15歳?その床の間が僕に与えられた一人部屋、


机と和布団を持ち込んでダーツやペイント?やらが壁に

かかってるけど仏壇があって掛け軸が掛けてある


天井や欄間の模様が気になる造りだ。

書院づくりの違い棚で桜の木の柱に土壁仕上げの潜り抜けが

あるけど戦後新築。


夜、寝てたんだよね。

眠ってたわけではないのか?


でも布団に天井を向いた姿勢で枕に頭を付けて

真直ぐに天井を見上げる姿勢で直立で眠ってる。


何時か分かんない。


だから眠ってたんだろうけどまどろんでどれくらい経ってるのか

分からない感じ?


布団がやけに重いんだよね。


和布団、毛布と。

だから夏では無いのかもしれないね。寒い感じは無い。


横向いて寝てる時間の方が多いんだけど

その時は気を付けの姿勢だった。


なんだ、重いな。

特に胸の辺り?ちょ、ちょっと息苦しいな。


え?苦しい。

誰かが上に載ってる?丁度、胸の辺り?


そんな馬鹿な。

布団だよ、重いんだ。


それにしても重い布団だな。

いや誰か?


何か膝の感じがある。


正座してる?胸の上で???

いやいやいや、そんなはずはない。


だけど怖くて目が開けれない。


さっき迄まどろんでたんだけど、

もう完全に意識はハッキリしてる。


だけど目は開けられない。

起きてるとバレたくない。


ちょー狸寝入り。

そのまんじり?とも出来ない重苦しい時間が続く。


いやあ、気のせいだって、

だって、誰が布団に乗って胸の上で正座をしてるって言うんだ。


そんなはずがないじゃないか!


そうだろ!そらそうだよ!

だけど目が開けられない、怖いい。


その姿勢で言うとだ?

正座してる方向で膝が顔の方だ?


相手の顔は僕の顔の上にある。


目を開けてないから見えてる分けじゃないけどけどこっちを見てる。

自分の顔を覗き込んでるのが分かる。


薄眼でも開けようもんならたちまち気が付かれてしまう。


そんなしちえーしょん耐えられない

考えただけでその先は想像したくないって思う絶対に眼は開けられない。


何だか溜め息をついて此方を覗き込んでる。


おばあさんみたいだ。とても軽い。

固まってじっとしてる。


長い時間が過ぎる。


早く通り過ぎて欲しい時間と場面に

気のせいだと思いたい狸寝入りの僕の布団の上で


そのおばあさんは僕の顔を覗き込んで悩んでる。

いやいや、気のせいだって。


長い時間に緊張の糸が緩んでくる。

ちょっと動いてみようと思う。


どうする本当か本当に動くのか自分に問いかける。


ううん、そう軽く寝言を言うそぶりで肩を少し持ち上げてみる。

載ってる?うううん~今度は反対の方を少し持ち上げる。


載ったる乗ったる。

載ってはる載ってはるが頭の中で言葉にならない。


動かんとこ。


いやマサカ、うううん~のっとおーヤッパ居るう~。


どうしてこの子は~どうしてこんなに~、

そのお婆さんは相変わらず僕の胸の上で僕の顔を覗き込んで

悩んでる。


ひじょーにやめて欲しい。

だけど時間だけが過ぎて行く。


超緊張状態で目が開けられないので総ての感覚が研ぎ澄まされて

時計の音だけが大きくハッキリと聞こえる。


隣の部屋で寝ている家族の音でも聞こえたなら

少しは安心するかもしれないのだけど?


いくら耳を澄ませても何の音も聞こえない。

風の音もしない通りの車の音も聞こえない。


誰も居ないみたいで気配がない。

そのおばあさんの気配以外は。


逆にありありとハッキリ感じる。

此方を覗き込んでるって確信できる。


その距離、20センチぐらいだ?

息をするのも躊躇われる。


緊張で動かないでいると何時の間にか眠ってしまった。


起きたときに直ぐに思い出す。

寝てしまったと思う。


耳を澄ますと時計の音、


それから外の音、


鳥の鳴き声、


家族の生活音も聞こえる。


誰も載ってる感じもしない。


でも。ううん~と寝返りを打って、そろそろと目を開ける。


良かった誰も居ない。

何だったんだあれ。


それから、実はもう一回あるんだけど、

そん時は途中で居なくなった感じ?


よくわからないけど危険は無いって経験から思えて

早々に眠るように努めて眠った。


それから出てこない。


僕が狸寝入りをしているのを気が付かれて?

それで彼方さんも慌てて?お帰りになったようだった。


バレたら不味かったのかもしれない。


この話は鉄板ネタで十代では本当にウケた。


見たことは無いって言うのが話に信ぴょう性を与えて

友人知人は僕が嘘を言わないのをよく知ってる有名な馬鹿正直だって。


みんな取り囲んでうんうんと聞いてきた。


それで思うんだ。

そのおばあさん、父方の母と思う。本当にお婆さんだね。


父が大人になる前に?

早くに死んでしまってる父の母だ。


そのおじいさんは後添えをもらい父には継母が出来たけど折り合いが

悪かったみたいだ。


その父も僕が中学の時、母を亡くして後添えをもらってる。

母の妹だった。


病気の母を手伝いに来て、そのまま兄妹の世話をしてくれた

僕には恩人だったけど


父は折り合いが悪く生母の話しを時々思い出したようにして、

自分の成功はその亡き母が見守ってくれているからだとも言っていた。


えー、そんなの、って幽霊話を批判的に聞いて不服そうにしてると

「居るって、実感するもの、守られてるんだって言ってた。


だからその父のお母さんがぐれてる孫を

思い悩んで出てきてたんじゃない?


当時、父を凄く悩ませてたからね。

その父の守り神、登場かもしれないね?


そう思うから、その父の母親らしい人の今回の登場に

とても嬉しく安心した気持ちで居るんだ。


顔を知らない見たこともない人だけど見れた気がするしね?


想像してた人と違てたけど会えてよかった。


思ってたよりずっと素敵な人だ。


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