某国営放送をボンヤリと観てる時でした。
科学大好きな少年がそのまま大人になって
何かにつけ書籍を買いあさり
科学番組ばかり見てる青年でした。
1994年のことだったと思います。
(1993年かも?)
数学者で大道芸人の方がメインのキャスターを
務めていた科学番組だったと思うのですが
番組の最後で子供たち十人ほどを集めて
十歳前後の子たちには無理そうな質問をします。
「昔はあったはずの物質と同時に同じ数だけできた反物質が
現在ではどこにも観測されない。」
何処に行ったんだろう?って
いや、そりゃ無理でしょう、子供だ。
だけどその数学者は真剣なのです。
『さあ答えなさい』みたいな?
子供たち一人一人の顔を覗き込んで
真剣に問いかけるのです。
屈んで目線を合わせて、さあ答えて下さい、な感じです。
無駄に尺を取るのです。
いやいやいや、そんなの答えられるはずがない。
だけどあまりにも真剣なので
その数学者が何だか気の毒に思えてきました。
だから僕が考えてみることにしました。
なんだろ?え?反物質??ってなんだろ?具体的に。
物質って?
中学の時の理科の先生の顔が浮かんできて
その先生がハッキリとした映像で想い返せて言います。
物質っていうのは?万有引力、つまり引力がある。
すべての物質には引力が在るんだ。って
物質?引力。
じゃあ、その反対の、反物質って?
。。。斥力?
斥力があるってこと?
まあ、仮にそう仮定しよう。
それが対消滅するんだろ?
物質が引き合う。
距離が近い程、強く引き合う。
一方で反物質は?
ドンドン近づいて?どんどん突っ張る?
物質は?
ドンドン、ドンドンと強く引っ張る。
反物質はドンドン突っ張る。近づくほど強く突っ張る。
『あっ!!』
ぶつからないのでは?
距離が無限くらいに近づいたとき、
物質の引力は?
とてつもなく大きい
一方の反物質の斥力は
ヤッパリ凄い大きくて?その力は?
物質の引力と釣り合うものだ?
均衡する。ぶつからない、対消滅しない。
交わらないんだ!?
混じらないんだ?
じゃあ?在るんだ?反物質。
今でもあるんだ?反物質は物質の傍らに今でもあるんだ?
うぉー、わかる!!
空間の正体と構成、物質の構成。
今、我々が物質と呼んでるものは!
物質粒子と反物質粒子が混在した塊で?
ほんの少し物質粒子が増さった塊なんだ!?
反粒子過多物質は存在しないのか?
しない、仮に出来ても斥力が増さる集まりだから
一瞬で、バラバラになって集合した塊に成り立ってない。
それで!反粒子は寿命が短いんだ!?
ああ、そうか分かる。
何故、二乗か?
我々が物質と呼んでるモノと空間では
その組成がほんの少し違ってるだけで本質変わり無いんだ!
ああ、わかる。全部、わかる。
って、なったんです。
それからです。不思議なことが起き出したのは。
Comentários