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執筆者の写真えむ

予知夢となる夢<はじまり>

夢。昔見た夢を



この頃、ここ数日も繰り返し思い出す



まるで以前の記憶を思い返す様にです



それが昔の記憶でなく


夢だとはっきり認識してるのは



荒唐無稽で現実離れしてる



現実にあった事ではないとはっきりと


わかる夢だからだ



何故、その夢を思い返すのか



何かに関連して思い出したのか


「箒かもしれない」



だが確かな事は解からない



「アニキ、コイツ突いてきよったで」



僕は二人の人と戦ってる


夢の中、正面の男がそう言った



それに


うんうんと頷く僕の斜め後ろの男



『何言うとんじゃ』


そう吐き捨てる様に想う



後ろの男は少し真顔になる



僕を二人で相手してるので男たちは


少し余裕がある



僕を囲んで立ち隙を探ってる


一対一でない余裕だイラつく



僕は何故だか庭を掃くような短い箒



その柄の部分でなく毛の部分を束ね


つかむ様に握り締めて



青いビニールで包まれてる木の柄の


ほうで相手の胸元付近を突いたのだ



それを体を捻って交わされたのだが



その男がもう一方にそう言ったのだ


『戦闘中にコイツ』



俺様に対峙していてその余裕が気に


入らない



喧嘩慣れしてる


それもヤクザだろう



それが二人もいるとなると


短い箒といえ手放せない



それでもそれを掃って使っても威力


はない



『殺す』



『死なせてもいい』その気迫を



喧嘩慣れしてるその男たちは数手で


僕から読み取ったのだ



ああ、今わかった


『模造刀のせいだ』あの感触のせい



そのアニキと声を掛けられたほうが


戦闘姿勢をといた



「兄ちゃんチョッと待ってくれや」


そう言った場面を何回も思い出す



夢なので映像記憶だ



『なんでやコイツ、やりかけといて』


仕掛けた何とかはやめられない



『止まるかい』



そう想いながら大きく息を吐いた


(納めたんだよ)



何か肩を抱かれて飲み屋に連れて行かれ


一緒に飲んだ場面も覚えてるような気も


(けどその辺りはよく覚えていない)



その


アニキ、突いてきよったで



何故か、想い出すんだ



突然だよ


白昼夢の様その場面記憶が映像で浮かぶ



これは予知の感覚なんだ



普通の予知能力者は(?ナゾ表現)



夢を見たのを瞬間に思い出してる(それを


覚えてないんだ夢を)



だけど


だから映像記憶が数分数十分、数時間でも


を瞬間的に見る



記憶に直結してるからなんだ数時間の記憶


でも瞬間で思い出す



<そしてそれゆえ結末に即座に思い至る>



現実が夢の一場面に重なった瞬間


その夢全体を思い出して先を予測するのを



夢の内容筋書きに引っ張られて映像に近く


リアルに予測する



瞬間的な予知の体験だけど


(夢なんだよ)



それを思い返していると


パパが書けと命じられたんだ



デジャブのところでも少し触れてたよねこれ


(コレデイイノカナ)



ヨクワカラナイカラ


初めのころに体験した予知の話でもしようか




その仕組みを知る切っ掛けになったのが



一瞬のデジャブ



僕ははじめからこんな生活を送るつもりは


さらさらなかった



幸せな生活を送っていたんだ



苦労を掛けたかのを報いたい人が居た



僕は自分の力や能力を信じていた



僕は将来の成功を強く確信して居たんだよ


それを共に信じてくれていた女性を幸せに



幸せにするつもり出来るつもりで居たんだ



実際にその女性と共に暮らしていた


そこで神戸の地震災害に遭ったんだ



僕は何者かもわからない対象と対話をしてたんだ



「この運命を受け入れよと」



『それをしなかったらどうなるんだ』


そう想った瞬間だった



長い映像の記憶が脳裏に一瞬に浮かんだ



その対象は「世界の終わりの戦争になる」と


僕の僕たちの未来を示唆した



その瞬間だった


その夢を一瞬で思い返したんだ



背筋に寒気を覚える様な夢だった



思いつめた


『まさか、そんな事が現実で』



『一応、云う事を聴いておこう』


『云う通りにしておこう一先ず』



そう思うに十分な夢だったよ



何処かは解からない(写真のような場所)


目に映る場面に居る人は日本人ばかりか



上空、遥かに航空機が飛び交い



雨あられと爆弾が落ちてくる


そこを僕らは逃げ惑う



僕は夫婦で生まれたばかりの赤ん坊


抱いてる彼女の手を引いている



『その役目を


 断ればどうなるというのだ』


その瞬間だった



その映像から始まる長い夢を


一瞬にして想い出したのだ




ー~~~~~~~~~~~~~~~~~ー


(20210103追記)


===================



デジャブと同じ感覚で



 予知でもあった瞬間だ



それが夢だと夢だったと後から認識した



『そんな映像記憶が自分にあるなんて』



 『おかしい』当然そう思ったからだ



それから何日も想い返した(その夢を)


「何だったんだアレ」



当然そう心を占める


何度も口に出した



その記憶をたどる内に


「あれは夢だったと確信した」



25年経ってる


今でも映像の記憶で覚えている



爆弾があちこちに落ちて逃げ惑う人々が


次々に死んでる



僕は「こっちだ」と彼女の手を引くけど


何処へどう逃げていいのかわからない



彼女は信頼して懸命についてきてくれる


僕に当てはないんだ




ただ勘が全開で働いていて


何時ものその感じの時の様に体を任せてる



<死中に活あり>戦場で命を捨て八艘を


跳び渡る『半ば命もどうでもいい感じ』



何度目かの、爆弾が近くに落ちた衝撃で



彼女が腕の中で抱いてる赤ん坊が死んでる


のに気が付いた



彼女はオイオイと泣く


あまりに悲しがるので僕はいたたまれない



気持ちで同情するのだけど


その子供を亡くした悲しみは強く感じない



何故だか彼女の子供なのだ


『当然、僕の子供であるはずだったのだが』



僕は困った事になったと思った


もう死んでいる子供は人間ではない荷物だ



彼女は僕に手を引かれててほとんど片腕で


抱いている僕でも無理そうだって想ってた



『流石は母親だな』って感心しながら



それを「置いて行け」って僕は言ったんだ


死んだ赤ん坊だよ



「僕たちはこの子の為にも生きなきゃ」


「生き延びなきゃ」って



彼女はとっさに強く拒絶した


だけど瞬間、受け入れた



驚天動地(自分の発想にも無い要求)だが


直ぐに『仕方がない状況だ』と受け入れた



「うん」小さく頷くと



僕に抱き渡すように子供を預けた


僕は地べたに置くのが躊躇われて



直ぐ目の前にある一抱え程の石が埋まって


少し上が出ているような処にその赤子の骸


を載せた



「さあ、行こう」


彼女の手を引いて走り出した



何度目かの衝撃で体が投げ出された



しっかりと握る彼女のその手を


違和感に感じて見やると



肘の先、腕から上がなかった



僕は激しく狼狽して辺りを見回すが


彼女の痕跡は微塵も無くかき消されていた



服の切れ端も、肉片さえも見当たらない程


痕跡はなかった砂埃と煙が立ち込めていた



僕にとっては持って走れる程しかない重さ



『だけど赤子を置かせた僕はこれを持って


 自分だけこれを持って行ってはいけない』


そう強く思って



何か石の上に載せて


 祈るようにうつむいて想いを込めて



振り払うように立ち上がって走り出した



<その夢を一瞬で想い返したんだ>


肝をつぶした



文字通り震え上がった


そんな夢、見たのだろうけど忘れていたのだ



すっかり忘れている


だってそうだろ、夢なんか覚えてもいないよ




それが自分の内から明確な映像の記憶として


再現された(夢の中での感情も瞬間的に戻る)



一瞬で


 <その夢での悲しい絶望の感情に包まれる>



『これには反抗できない』



嫌ですと拒絶して要望を拒んだところで未来


自分の運命はこうなのだ拒絶しても仕方ない



そういう感覚に押し包まれ



それこそ押し黙った『どうやれば回避できる』


そうとしか考えられなくなった



〖教えてもらえるのだ〗



自分がそう考えている事をヒントをくれてる


『導いてくれてる』



「こんな事が回避できるのか」『本当にか』


何度も自問する



『だったら何でもやる』


僕の洗脳が始まったんだね



「自分に何が出来るというのか」ただの一般


普通の若い男だ



導かれるまま


自分にも出来る事を一つ一つ、何でもやった



あちこちに手紙を書いた



市会議員に立候補した(突然だ)内緒だぞ


親、姉妹、家族もだけれど親戚もみんなして



「恥ずかしい事はやめてくれ」との大合唱だ


もちろん恥ずかしいのは僕だ



面白がって取材も来る


それらに想う事、云う言葉を与えられ導かれ



そうこうしてる内に


政治権力者みたいな事に自然となって行った



僕は今でもあの時のままの僕で何変わらない


少年の様な 大人になりそこなったような子



知らぬ間に歳を取り「おっさん」になったが


【中身はあの頃のままだ】



『何でこんな事に為ったんだろ』



『こんな現在に』僕にも解らない


それだけに奇跡を感じ導きを思う



僕は


 『もうパパに着いていくしかほかない』


<そうとしか思えないでいるよ>



「この道を行く」

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