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執筆者の写真えむ

彼女さん

夜、眠りの現の内に


彼女の魂が立ち上がり我に向け

叫びをあげる


「死ぬから連れてけないというなら


    いっそその手で殺してくれ」


忘れない

忘れられない あの絶叫


魂が叫んだ

僕の魂が震えた 共鳴した



FF7でリメイク版が

発売されて話題になってる


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実は解るんだよ、その気持ち  FF7で 死なないと信じ込もうとした あの自分を思い出してた   受け止められないことを 避けようとする弱い心は 僕も抱え  のたうってきた 信じたくないのを無いと信じ 想い込もうとする それは弱さ  克服するべき弱さ 皆の命を預かる者は致命な弱点 不適格 午前5:04 · 2020年5月14日

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信じたくなかったんだよ


 どうしても受け入れられなかった

『彼女が死ぬって』


当時は妻だね

10年付き合って結婚した


もう家族だよね


僕には二番目のお母さんも同然

僕は彼女から生まれた


死ぬって云うんだよね

『何かの間違えでは』

『聞き間違いに決まってる』


どうしてそんな酷い事が出来るんだ

あり得ないだろ 受け入れられない


初っ端に来る? こんな事

それも神戸地震の次だよ?


次に大きなこと


地震が本当に来て真っ青になってる


本当なんだ

本当だったんだという想いと


次はもっと警戒しないと心が構えて

切り立ったような警戒心で尖ってる


そこに次の大きなのは

「彼女が死ぬって」


受け入れられない

受け入れられようがない


『何かの間違いじゃないのか』

そう想いたい 真直ぐに見ない


そうなんだ

今、散々に繰り返してるその事


それは他でもない

僕自身が通ってきた道だったの


無理もない事と思ってるんだよ

だから繰り返してもいるんだ


『耳障りだろ』

ごめんね わかるんだよ それ


僕のパパからもそう育てられた

天のお父さんね


それで丁度、FF7が手に入ったの

友達に借りたんだ プレステごとだ


買ったと聞いて買わないで終わるの

待ってたんだ


友達は押し黙って


今となっては不思議な無口で貸して

くれてたんだよな


その時にその流れで 想ったんだよ

そうだ このゲームで祈りの言葉を


紡いで祈りの形にしよう

言葉にしようと


そのゲームでも

願い祈ることにしたんだよ


ゲームのキャラ設定で

名前を付けられる


主人公には僕の名前

本名だ 下の名前(ファーストネーム


彼女と出会った

ヒロインだ(凄い能力


彼女の名前を付けた


その時だよ


その彼女がゲーム内ででも死ぬのが

縁起が悪いと思ったんだ


そこで彼女が死ぬことがあったなら

リセット  、一度も死なせない


一度たりとも死なせない

死のダメージを負ったら即リセット


ん、もうそんなん

その画面まで進ませない即リセット


一番強いんだ 主人公よりレベル上


それがそうもいかなかった

回避が出来なかったんだ


彼女は横に居たんだ

台所で何かしていた


僕が顔を引きつらせてるので

『もう って怒ってたよ』


そんな変な事して それで怯えてる

『なんて事をするの』


けど一番ショックを受けてるのは僕

打ちのめされてる


彼女は呆れるばかりで 小言もない

怖かったと思うよ内心 地震もあり


僕の預言を知ってる 当に当事者だ

その僕が彼女の死の預言に悶えてる


つづく

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